高校1年「進路指導講演会」のご報告
1月26日土曜日、寒風の吹く中、高校1年進路講演会を開催いたしました。
進路学習部主任の小泉満洋先生より、新大学入試制度と現在の大学入試センター試験との違い、入試形態、最新の入試動向について、進路資料などを参考にしながらお話をいただきました。
そして休憩をはさんだ後、『高校1年生のこの時期に必要なこと』というテーマでお話をいただきました。苦手意識を払拭し、国語・数学・英語の基礎固めが大切であること、部活と学習の両立を図る中で日々の勉強時間を上手く確保する大切さ、『予習→授業→復習』の黄金サイクルを定着させ、定期試験や模試の問題を繰り返し解く…など、一朝一夕では絶対にできないことを痛感し、コツコツと継続することの重要性を強く感じた内容でした。
また『受験生の保護者に求められること』として、親子の対話を大切にし、子どもを尊重し理解しようとする親の姿勢であることに気づかせていただけました。
今回、216名の保護者のご参加と197枚のアンケート回答をいただき、皆様の関心の深さを感じることができた講演会となりましたことをご報告いたします。
最後に、例年は2学期中に進路講演会を開催しておりますが、2020年度からスタートする新入試制度の詳細が決定していない状況下での開催は難しいと判断し、この時期になってしまいましたことをご理解いただきたいと存じます。
講演会終了後に回収させて頂いたアンケートには以下の様なご意見が寄せられました。(一部抜粋)
・受験に対する意識が高まった
・推薦入試についての知識が得られた
・英検などを積極的に受験するよう指導して欲しい など
また、頂いたご質問につきまして、小泉先生より以下の回答を頂いております。
<進路講演会での意見や質問に関する回答>
まず、講堂が非常に寒かったとのご指摘をいただきました。申し訳ありませんでした。今後このようなことがないよう温度設定に留意したいと思います。
また、もう少し早い時期に開催して欲しかったとのご意見を多く頂戴しましたが、例年は9月(文理選択の前)に実施していました。
それを今年度だけは幹事の方々との話し合いの末、以下の理由で後にずらしました。
・新大学入試に関する情報が未確定な部分が多く、「大学入学共通テストの試行調査」後の方がより正確な情報を保護者に伝えられるため。
・学校行事や学校説明会とのバッティングが多く、2学期内に都合の良い土曜日が確保できなかったため。(平日開催だと参加できない保護者もたくさんおります)
次年度以降は、9月~10月中に実施する予定でありますので、ご理解ください。
また、「日大付属推薦」についてもう少し時間を取って欲しかったとの意見も頂戴しましたが、高校2年生の生徒支援会主催の進路講演会で、「推薦」に特化した話を例年しています。
<本講演での主な質問と回答は以下の通りです>
Q1.プレゼンテーション能力を養うために、学校では何かやっているのか?
A1.各教科の授業内で、一方通行にならないように工夫してやっております。LHRや小論文模試に付随した事前・事後指導をはじめ、指導は継続します。
また、「探求の時間」においても、積極的にプレゼンできるよう指導していきます。
Q2.既に英検準2級以上を持っているが、使えるのか?
A2.従来型英検は2技能なので、使用できません。4技能型英検(新英検)を受検する必要があります。
Q3.基礎学力選抜方式はII類の生徒でも大丈夫なのか?
A3.もちろん可能です。付属特別選抜方式の本校枠に関しては、1類の生徒が優先されますが、基礎学力選抜方式に有利不利はありません。
ただし、カリキュラムが違うことは知っておいてください。
Q4.日大の推薦制度など、今日の講演内容を生徒たち(子どもたち)にはいつ情報発信するのか?
A4.既におおまかな内容は学年集会や個人面談、LHR等で発信しています。段階を追って我々は今後も継続して情報発信していきます。
何から何まで全てを伝えていっても生徒たちは消化不良を起こしてしまうことが多々あるので、ご理解下さい。
Q5.eポートフォリオはだれが作成するのか?
A5.生徒本人が作成して、担任(先生)が承認(確認)して送付するものです。いざ作成する際に過去の記憶ではなく、記録に基づき作成できるよう日頃から『マイブック』への書き込みをしておく必要があります。
Q6.高2と高3での進路講演会は何回開催されるのか?
A6.高2では10月に1回だけ行います。高3では講演会という形式ではなく、1学期に「高3保護者全体会にて進路講演」、2学期初めに「日大推薦・指定校推薦の説明会」を行う予定です。
“進路講演会”という形をとらなくても、保護者には必要な情報はお伝えしていきます。
Q7.推薦の可否はいつごろ決まるのか?
A7.高3の2学期中です。推薦の種類によっても時期が違いますので、今言えることは「欠席・遅刻・早退」を減らす(無くす)こと、学内成績(実技教科も含め)・評定を意識した学校生活を送ってください。
Q8.英語4技能が合格していなければ出願も出来ないのでしょうか?
A8.講演会でも述べた通り、大学によって、試験形態によって、まちまちです。
「出願資格」を満たしていない成績(スコア)であれば当然「出願資格なし」となってしまいます。
Q9.日大付属推薦でも英語資格は必要になるのか?
A9.基礎学力選抜方式においては必要とならない見通しです。現時点で日本大学より「必須とする」という通知はありません。
付属特別選抜方式のごく一部の学部・学科で必要になるかもしれませんが、まだ不明瞭です。分かり次第お伝えします。
以上、小泉先生をはじめ、学年の先生方にもご協力を頂き、一部ではございますがアンケートへの回答を頂く事が出来ました。
先生方にはお忙しい中ご協力頂きまして本当にありがとうございました。