5努力は無駄にならない優秀賞受賞チーム 袰岩 小夏 さん(班長) この探究発表会を通じて、聴き手に意思を伝えることは難しいと実感しました。プレゼンテーションで大切な“表現力・論理性・説得力”の中で、私たちの班は説得力が欠けていたので、放課後に何度も一人ひとりができていないところを埋め合わせるように練習しました。発表当日、手が震えるほど緊張しましたが、練習したときよりも大きな声で、前を向いて発表することができました。私たちが頂いた賞は、生徒の票が特に多かった優秀賞でした。正直なところ、最優秀賞を目指していたので悔しかったのですが、私の友達や先生たちが「記憶に残る発表だったよ!」や「あのアニメーションどうやって作ったの?凄かった!」と歓喜に溢れた言葉をもらって、努力は無駄にならなかったと思うことができました。 探究発表会を通じて、数多くの大変さの中にも楽しさ、やりがいが生まれるということを班員や仲間を通じて気づくことができました。オリジナルキャラクターを考案し、CM制作にもチャレンジしました。高校1年前半高校1年後半高校2年 探究発表会(2月)日大三の学び3月に行われた企業インターンワーク全国大会の様子 審査を通過した本校の生徒は全国大会に出場。堂々としたプレゼンテーションを披露することができました。01本校オリジナルテキストによる授業 探究=調べ学習ではありません。自ら課題を発見するところから始まり、調査をしたり、データを集めたりしながら論理的に思考を重ねていかなくてはなりません。解決策の提案にいたるまでは、「課題解決のためのスキル」が必要です。観察力、仮説を立てる力、キーワードを掘り下げる力など、本校オリジナルのテキストを用いて習得していきます。企業インターンワーク 後半期はグループで「企業インターンワーク」に取り組みます。前半期に学んだスキルを活かしながら、企業から与えられた課題について解決策を提案します。各企業からの課題は、生徒用に設定されたものではなく、今まさに企業が現在進行形で取り組んでいる課題です。生徒は社員になったつもりで、解決策の提案をするプレゼンテーションを行います。3学期にはクラス内発表会を実施し、代表グループを選出します。自らの興味・関心を掘り下げるゼミ活動 2年生ではゼミに所属し、自らの興味・関心を掘り下げるゼミ活動を行います。1年次に学んだことを活かしながら、個人で探究活動を行います。全員が1年間の成果をプレゼンテーションします。1年間の探究活動の成果を発表 クラス代表チーム・ゼミ代表者が発表会に出場します。学年の生徒全員が見ている前で、7分程度のプレゼンテーションを行うものです。当日は白熱した発表が展開されます。発表を聴いている全生徒の投票に基づいて受賞チームを決定するとあって、聴く側にもそれなりの姿勢が求められます。発表会は、発表をする側のみならず、聴く側にとっても学びの多い機会です。生徒 InterviewInterview「自ら求め、自ら探る」人への成長を促す自求自探 〜総合的な探究の時間〜
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