「先輩、こんにちは!」と題して、各界で活躍する本校の卒業生をインタヴュー形式で紹介していきます。先輩、こんにちは!OB&OG日大三を卒業したOB・OGの方々からメッセージフリーアナウンサー大栗 麻未さん 2008年卒公益財団法人 知床財団 主任研究員石名坂 豪さん 1992年卒感謝を忘れず、皆さんから応援される選手に「憧れ」から「目標」へ学生時代の基礎と志が将来の仕事に活きる 小学生の頃から野球を始めて、中学生の時は地元千葉県にあるクラブチーム、八千代中央シニアに所属し、捕手で4番として3年春の全国大会に出場し優勝することができました。この頃から「将来はプロ野球選手になりたい」と思うようになり、小倉監督の下でなら自分自身を磨くことができると確信し「日大三高で野球がしたい」という思いが強くなりました。 入学してからは甲子園出場、全国制覇を目標に、仲間と共に苦しい練習に耐え切磋琢磨し挑戦してきました。在学中に甲子園出場は叶いませんでしたが、それ以上に多くのことを学び、良い経験ができたことは、人として大きく成長できたと思える3年間になり、人生において 私は母の勧めから、自然豊かな環境に魅力を感じ日大三中に入学しました。部活動や学校行事を通して、周りを俯瞰的に見たり様々なものの見方ができるようになり、視野が広がりました。周りの環境に恵まれ、充実した6年間でした。 その後日本大学商学部に進学し、2年生で出場したミスコンテストをきっかけに人前で話すことの楽しさを知り、アナウンサーを目指すようになりました。大学卒業後、北海道放送に就職。最初の2年間は毎朝6時半から2時間のラジオを担当しました。午前3時に起床し、昼夜逆転の生活を2年間続けたことが自分の糧となっています。またラジオを卒業するときに、リスナーの方から「毎朝元気をもらった」というたくさんのメールをいただき、今でも大切にしています。 私は、私立中学をいくつか受ける中で本校に合格し、自然に囲まれた環境に魅力を感じて入学を決めました。高校時代、「野生動物の多い北海道の田舎で、なるべく安定した生活を送りたい」という夢を抱いていました。中高時代に愛読して いた雑誌で、キタキツネを調査して写真集や本を出した、本業が乳牛の獣医師の記事を読み、獣医になれば北海道で安定した職業に就けて、休日には野生動物にも関われると考え、獣医を目指しました。 現在、北海道の知床半島にある公益財団法人 知床財団に勤務しています。獣医師や狩猟免許の資格を活かして、主にヒグマなど野生動物の調査研究や 鳥獣対策業務を担当しています。現地調査や試料 採集だけでなく、知床科学委員会関連の会議への参加、資料・報告書の作成や観光客への対応等業務は多岐にわたります。私がこの仕事を通して得た教訓は、大事な情報を収集したり分析したりするときには、一つの情報源を鵜呑みにせず、色々なところから多角的に情報を集めるべきということです。 中学、高校の6年間で経験したことは、その後の人生の様々な場面で活きてくるものです。特に国語や英語、基礎体力に 関しては、仕事をする中で当時の学びがリンクすることが多々 あります。皆さんが将来どんな仕事に就いたとしても、今学んでいる基礎はとても大切です。役に立たないと思わず、どんな勉強も頑張ってくださいね。広島東洋カープ 捕手 坂倉 将吾さん 2017年卒大きな財産になっています。 人は一人では生きていけません。両親、仲間、自分を支えてくれている周りの人達に支えられている、このことは、どんな時でも忘れてはいけないとプロ野球の世界に入った今でも強く思います。そして「すべての人への感謝」だけは絶対に忘れずに、私も皆さんから応援される選手、夢を与えられる選手になれる様、今後も頑張っていきたいと思います。 現在は、スポーツキャスターとして北海道のスポーツ情報を 伝えています。選手へのインタビューや現地から中継を結んでのリポートなど、早朝や夜遅くまで取材することもありますが、 とてもやりがいを感じています。今後も長く仕事を続け、視聴者の方々はもちろん、これまで支えてくれた両親や友人、先生方にテレビを通してパワーを届けていきたいと思います。 皆さんは、日頃「凄いなぁ」「いいなぁ」と感じることはありますか? 初めは誰でも「憧れ」から始まります。ぜひその気持ちを「目標」に変え、一生懸命に進んでみてください。18School Guidebook 2022OB&OG
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